「世界の芸術思想運動と高知のアートのこれから」0.10

例えば、高知のアートシーンから下記のような運動が沸き起こってくる可能性はあるのでしょうか?それとも、もう既に起き始めているのでしょうか?

①アイルランド文芸復興運動イェーツやジェームスジョイスなどの偉人を輩出し、その後アメリカの様々な芸術にも移民によって影響を与えたとされるアイルランドの芸術運動

②ビートニクヒッピー文化の基となった世界を巻き込んだニューヨークアンダーグラウンド発のウィリアムバロウズやゲーリースナイダーらによる芸術運動。ゲーリーは鈴木俊隆に禅を学び、宮沢賢治の翻訳なども行っている。「禅はユニバーサルなんだ」という名言も彼によるものである。

③シュルレアリスム、ダダイズム主にフランスから始まった芸術、思想運動。日本では中原中也や坂口安吾が有名

④化政文化葛飾北斎、歌川広重、良寛、安藤昌益、本居宣長他多数の偉人を大量に輩出した江戸発、日本史きっての文化芸術思想運動

 

 

高知には既によさこいや土佐弁ミュージカルがあり、ミクロでは土佐弁ブログや土佐弁音楽も若干あります。

伝統的なものとしては、津野山神楽や絵金、物部村のいざなぎ流などがあります。

その他、高知県梼原町を舞台とした宮本常一の土佐源氏を全国で演じられている坂本長利さんもいます。

つい最近のことで言えば、安藤桃子さんがカーニバル00の中で高知は縄文だ、を連呼していました。縄文ブームが吹き荒れる今、高知から縄文的なるものを融合しながら新たな芸術運動として発信していくことは可能でしょうか?○○では過去に高知の縄文性、原始性からの土佐人論を幾度となく議論し蓄積してきました。それを作品と連携しアートとして発信していくことは出来るのでしょうか?

①から④までの過去の広範囲なアートの勃興、そして上記の高知の現状などを踏まえて、高知のアートシーンが今後、これまでとは異なるユニバーサルな勃興、攪拌の時代となることは有り得るのでしょうか?あるいは、そうするためには、今後何が必要でしょうか?(安藤桃子さんの高知での活躍なども踏まえて)

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