Local × Local = グローカリズム

DOMINGO忘年会も無事に終わり、土民国も2年目に突入。こども食堂の話でもちきりです。

私たちの親の世代は、海外と言えば”国際化”だったのですが、今はもはや海外も国内。どういうことかと言えば、日本のサブカルチャーが海外に移植され、そのカルチャーで育ってきた若い人たちは、もはや日本人と感覚が同じのため、外国人というカテゴリーすら感じない時代になっています。

文化的障壁と言えば、言語のみで、それ以外に私たちを遮るものはありません。文化が同じであれば言語が少々異なっても意思疎通は簡単です。古ヨーロッパの先住民族であるケルト人とは、同じ文化を保有する他民族多言語の一大文化圏に居住していた人たちのことを指します。

このケルト文化と日本文化はアニミズムという文化人類学的なカテゴリーにおいて近接したものを持っています。なので、ヨーロッパの人たちにとってケルト的アニミズムで目の色、肌の色、宗教意識が異なる人たちと同じ文化圏を形成することは全く初めての経験ではないのです。

現在、ストックホルムと高知でLocal×Local活動を展開していますが、これは決して国際交流と呼ばれるものを目指してはいません。最終的に文化統合・通貨統合を目指しています。つまり、文化水準や価値観が似ている国であれば、たとえ遠隔地であったとしても積極的に統合していくべきだと考えています。

独裁者が次々と生まれている現在の世界情勢の前提には、”移民問題”というisueがあります。その問題を解決することは途方もない努力が必要ですが、それとはまったく逆のベクトル。移民する前に、まず”仮想国”を作ってしまおうというのが土民国のベクトルです。

国家がまず存在して、移民を受け入れるか受け入れないかを議論するのではなく、こちらからまず国民をスカウトしに行って国家を作っていこうということです。何事もそうですが、待ち・受け身の状態になってしまうとロクなことが起こりません。自らが積極的に先手でうって出る。国土の狭い資源のない我が国の大戦略としては、まさにこれしか生き残っていく道はありません。

座して、ロシア・中国・米国のいけにえにならぬよう積極的に活動できる日本人を求む、です。ロシア革命を扇動した明石元二郎は10個師団or20万人に匹敵する仕事をひとりで完遂した日本人の中の日本人です。

ヒッタイトの共通言語は6言語です。北欧3か国と日本が結合しても4・5言語。遠くヒッタイトにすら及びません。ITというクラウドな環境・機器を持ちながら明石元二郎、ヒッタイトにすら及ばない現代のわたしたち。ミスターチルドレン

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