マックス・ウェーバーによる講演“職業としての政治”
それはどのようなものであったか?
高知新聞の特別寄稿にあったように、10年後の私たちに期待するしかない状況に陥っている。
周りを見渡せば思想的戦略的、かつ情緒的巨大な日本人というのは全くの皆無、という状況である。本質的な活動が繋がっていくわけでもなく、SNSを通じて多くは我こそは、の思想で進む。
利他主義を標榜する利己主義。やはり時代精神なのだろうか。伝統的な日本人のような芯が欠ける。
MMTを簡単に言ってしまう学者
高知に多くの移住者が来て、元々高知で働いていた人間が働き口がなくなる。それは誤った見方であるように思う。高知の完全雇用は移住者が多ければ多いほど実現されるはずである。
日本一の森林率と日照率、食糧ローカリズムは、外からのインテリジェンスと内側のコミュニズムの完全なる調和によって完全雇用へと収斂される。ただそれには高知県独自の経済政策が必要である。
高知県の第二通貨”ぜよ“をバンバン刷ればいい。ランチパスポートが根付いているわけだから、あとはそれほど難しくはない。
750円→500円になった250円分の価値×使用回数がランチパスポートの貨幣的価値ということになる。それを100%県有化し、一旦固定相場制にする。20回分五千円紙幣にして4500円で売り出せば利回り10%だから資金はかなりまわる。リスクは現在の高知の飲食店が今のスキームとレベルを保ったまま10倍〜100倍規模まで拡大出来るかどうかだけである。それは高知の人間だけではどだい無理な話なのである。野菜もある、魚もある、アイデアも土地もある。足りないのは人材だけ。
円をバンバン刷っても意味がないのは、TVでやってるような豪邸自慢のような生活に誰も憧れていないという事実がある。
それよりも、海山川が綺麗なところで地元の食材で仲間と楽しい食事というのが皆の憧れになっているのである。円は既にそれを実現させてくれる手段ではなくなったのである。
サプライチェーンが瓦解し、自らがサプライの近くに住むことによってしか以前と同じレベルの生活が保てなくなるほど都市生活は危機的状況にある。コロナの影響、天変地異の影響、再生不可能エネルギーによる汚染など。それは皆が知っている事実。